ABOUT山形の自然が生み出す、ここにしかない味わいを
STORY(長井ブルワリークラフトマン)
山形県長井市にある「長井ブルワリークラフトマン」は5人のメンバーによって運営を行っています。
5人のうち4人は自動車整備・土木関係、もうひとりは現代美術のアーティストというと、 ブルワリーとしては少し珍しい構成かもしれません。
人の手でしか作ることができないもの、人の手から届けることがこれからの新しい時代を切り拓くことを信じることから、長井ブルワリークラフトマンの立ち上げは始まっています。

朝日連峰を水源とした全国的にも珍しい高度18の超軟水は、カルシウムやマグネシウムの含有量が少なく、口当たりがとても滑らかなのが特徴です。
豊かな美味しい水と地元食材を副原料としたクラフトビールをお届けします。
長井市は古くからホップの栽培が盛んな地域でもあり、100%長井産ホップを目指して地元との協力を始めています。
VOICE(代表:村上滋郎)
故郷の長井にUターンで戻ってきて、縮小していく地方でアートやデザイン・芸術がどういう役割を果たせるのか、改めて真剣に考えるようになりました。
「アメフラシ」というクリエイターグループでのプロジェクトや地域での活動を通して、何かと別のものを繋げることで見える新しい世界を、共有する素晴らしさを感じています。
水と地域の資源を使って、クラフトビール製造の試行錯誤を繰り返す。
アートやデザインを通じて培った、物事の本質を捉える感覚こそが、長井ブルワリークラフトマンの個性であり強みだと考えています。
何かを創造することは決して簡単なことではないし、産みの苦しみを伴うことも多くあります。
長井ブルワリークラフトマンのメンバーや「アメフラシ」の仲間、クラウドファンディングなどで支援してくださった沢山の方の協力によってできた今の醸造所。
新しいクラフトビールの提案が、私たちのクラフトマンシップを体現する「多様な生き方」へと繋がっていくことが願いです。
美味しいクラフトビールを提供できるよう、これからも自分たちの住む地域や未来を考え、足元をしっかり見て進んでいきたいと思います。

・長井ブルワリークラフトマン代表 醸造責任者
村上滋郎/美術家 
2006年東北芸術工科大学洋画コース卒業。2008年京都市立芸術大学大学院絵画専攻油画修了。主な展示「東京画Ⅱ」(東京都美術館、2013)、TSCA Rough Consensus (アンテルーム京都、2013)など。2013年より生まれ育った山形県長井市で活動。2015年に「アメフラシ」を結成し、廃工場を再生させるKosyauプロジェクトや伝統産業の復活プロジェクトなど、地方でのアートの役割・共存を模索。2017年に地元の食材を活かしたクラフトビール会社「長井ブルワリークラフトマン」を設立。